2610人への回答
6月になりました。
むこっこ北保育園の周りの紫陽花もきれいに咲き始めました。
5月30日 むこっこ北保育園へ尼崎市の住宅整備担当の方2名が来園し
2月15日に尼崎市長秘書室へ提出した
「宮ノ北住宅の建替事業に伴う余剰地の活用計画見直しを求める要望書」
への回答書を持参されました。
園長が応対され、終始和やかにお話しされたそうです。
回答書の内容は後ほどふれるとして・・
まずは園長と担当者の会話を再現。
どろんこたちの心の声もお届けします。
園:なぜ回答にこんなに時間がかかったんですか?
ほったらかしにしてたんじゃないですか?
尼:そんなことはないです。きちんと検討していました。
4月は市役所も担当者がかわったりして、上司が代わるといろいろ時間がかかるんです。
園:単刀直入に聞きますがこの件はもう決定事項なんですか?
決定事項でもうどうしようもないのなら、私たちも 余裕はないので次の方法にかえていきますけど。
尼:決定とは言えないんですけど、決定としてこのまま進んでいくことになります。
尼:最近私たちも調査とかで、このあたりによく来ているのですが
子供の声はそんなに気にならないですよ!
園:子供たちも一日中騒いでいるわけじゃないですからね。
行事とかによっても変わりますし。
例えば、おすもう大会の時とかは太鼓をたたくんですよ。
自分の子供や孫がたたく太鼓の音はいいですけど、突然太鼓の音がしてきたら嫌じゃないですか?
音だけじゃないですよ、園では家庭で体験できない、焼き芋や炭火焼のサンマパーティなど も体験させているので匂いや煙なんかもあると思うんです。
尼:でも、もともと保育園があるのを分かっていて買ってるんですから文句とか言わないんじゃないですか?
園:10軒中9軒の方が「いいよ」と言ってくれても、1軒から苦情がきたら園は継続できないんですよ。住む人だって変わっていくじゃないですか。
園:歩道の件も変わらないんでしょうか。
尼:ここが住宅になれば交通量が減るので必要ないと考えています。
どうでしょう?
回答書を読むまでもなく・・これが尼崎市から2610人に対しての回答ということです。
回答書を読んでも、今までの内容となんら変わりはありませんでした。
2610人の署名があってもなくてもおんなじ、ということですね。
この回答を出すのに3か月半。
いったい何をどう検討していただいたのでしょうか。
「宮ノ北住宅建替事業における土地利用の考え方」の中に以下の一文があります。
④ 余剰地については、市の最重要課題である、「ファミリー世帯の定住、転入」を促進するための戸建て住宅や、「高齢化社会における安心な暮らし」の確保に向けた高齢者支援施設の導入を図るとともに、地域の課題である生活利便施設の導入を図ります。
「ファミリー世帯の定住・転入」を最重要課題にしている尼崎市が、保育園の周りを住宅地として売却するのっておかしな話ですよね。
保育園を大事にしてくれない市に、ファミリー世帯が定住・転入したいと思いますか?
回答書の中身についてはまだまだ言いたいことあります。
長くなるので続きはまた後日!
それまでにもしよければここを見てください。