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遺跡について思うこと

暑いです。

とっても暑いです!

久しぶりの投稿になってしまいました。

この間に、地震や大雨など災害が相次ぎました。

いまだに日常生活が取り戻せていない地域もある中で

尼崎市はまだ被害としては少ないほうだったのではないかと思うのですが

そんな中でも、やはり非常時におけるいろいろな状況は

安心できるものではないな・・と感じました。

地震で発覚した、基準違反の壁。

尼崎市内でもみつかりましたよね。

通学路にも不安になるような壁が存在し、調査をお願いしましたが

その後どうなったのでしょうか。

まだ返事はありません。

そんな不安も解決しないうちに、次は大雨。

なぜか尼崎市だけに警報は出ず・・小学生は2日間とも大雨の中登校しました。

そして警報が出てから下校。

この対応は学校によって違ったそうですが・・それもどうなんでしょう・・

幸い事故などはなかったようですが、今後に不安が残ります。

尼崎市は「ファミリー世帯の定住、転入」を市の最重要課題!と位置付けているのなら

災害時の子供たちへの対応

もっとしっかり考えていただきたいです。

前置きが長くなってしまいました。すみません!

尼崎市に考えていただきたいこと、いっぱいあるんです!!

先日ようやく頂いた

「宮ノ北住宅の建替事業に伴う余剰地の活用計画見直しを求める要望書について(回答)」

の中身についてひとつずつ見ていきます。

1 宮ノ北住宅建替事業における土地利用の考え方

  宮ノ北住宅の建替えにあたっては、次のような考え方で土地利用を検討しております。

① 埋蔵文化財包蔵地には、市営住宅のような高い建物を建設しないこととします。

    埋蔵文化財包蔵地に高い建物を建設すると深い基礎が必要となり、埋蔵文化財に影響を与えることとなりますので、着工前に発掘調査が必要となります。そのため、多額な調査費用が必要となることや、発掘された遺跡などが重要なものだった場合は、保存するために土地利用が制限されたり、発掘調査が長期におよぶことになり、事業推進に大きな影響を与えることになります。

まずは上記の文章よ~く読んでください。

みなさんどう思われましたか?

季節がすっかりずれてしまいましたが・・

紫陽花がきれいに咲き誇るこの画像の場所のことです。

ここは、保育園のわくわく広場(運動場)に隣接する場所です。

この場所を尼崎市は戸建て住宅地として売却する計画です。

私たちはここが住宅になれば保育園とトラブルが懸念されるため、

高齢者支援施設などの誘致を望んでいます。

埋蔵文化財包蔵地に高い建物を建設すると深い基礎が必要となり、埋蔵文化財に影響を与えることとなりますので、着工前に発掘調査が必要となります。

そのため、多額な調査費用が必要となる

埋蔵文化財包蔵地にあたる場所には現在5階建ての市営住宅が4棟建っています。

なので、その場所の遺跡はすでに壊れていますよね。

ということは・・・遺跡調査をするとしても現在建物が建っていない部分のみのはず。

そして次に建てる建物の設計次第で調査面積はかなり抑えられるはず。

そもそも、2階建てなら深い基礎を掘らなくても建てれるんじゃないの?とも思いますが

それなら「対応できるベット数が減る!」とか言われそうなので・・・

じゃあ今すでに壊れている場所に3階建てを建てればいいんじゃないの?

(日照権の問題で建てても3階建てまでだそうです)

などなど、まだ検討の余地はあるのではないかと思うのです。

こういった様々な案を検討し、費用や将来にわたってのメリット・デメリットを示したうえで計画されたものであるなら私たちも納得できるかもしれません。

が、尼崎市は当初の計画以外の検討は一切していません!!

発掘された遺跡などが重要なものだった場合は、

保存するために土地利用が制限されたり、発掘調査が長期におよぶことになり、

事業推進に大きな影響を与えることになります。

この文章よく読んでください。

なにかおかしくないですか?

「遺跡が重要なものだった場合」は困るので調査をしたくないってことですよね?

このまま見て見ぬふりをして売り渡してしまえ~ってことですよね?

埋まっている遺跡はこのままずっと住宅の下で眠ることになります。

これでいいのでしょうか?

宮ノ北遺跡は確実に存在してるらしいです。

それならば、遺跡のなにが重要でなにが重要でないのかを専門の方にちゃんと説明してもらって、その結果から(対象が地域なのか・・市民なのか・・県民なのかはわかりませんが)きちんと判断すべきなんじゃないでしょうか?

宮ノ北遺跡は尼崎市長や一部の職員のものではないはずです。

宮ノ北遺跡が「重要なもの」である可能性があるなら、調査をしてその後の土地活用を考えるべきですし、予備調査の結果「重要なものでない」のであれば、もうすでに壊れている部分が多いのですから、地域にとって一番いい活用方法に対応してほしいです。

いずれにせよ保育園の周囲が「埋蔵文化財包蔵地」であることを理由にするのであれば

このような視点に基づいて、土地利用を考えておりますが、高齢者支援施設のような高い建物を埋蔵文化包蔵地に建設すると、先に述べたように、発掘調査に伴う多額な調査費用や調査した結果、埋蔵文化財が発見された場合は、さらに発掘調査に伴う費用が嵩むことや工期が増大するなどの課題を事業者が抱えることとなり、土地利用が困難になること等から、事業推進に大きな影響を与えることになるため、高齢者支援施設は埋蔵文化包蔵地以外に建設することとし、埋蔵文化財包蔵地には、ファミリー世帯向けの戸建て住宅や生活利便施設の建設を予定しております。

という返答はおかしくないですか?

とりあえず、今日はここまで。

次回へ続きます。

その間に何事も起こりませんように・・・

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