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続・ピンチがいっぱい~

この記事を書きかけてずいぶん経ってしまったのですが・・・

その間には台風21号や北海道では大きな地震が起きてしまいました。

台風は尼崎市にも大きな被害をもたらしました。

今回の台風は、事前に報道でも厳重な注意を呼びかけられ、JRが前日から運休を決めるほどの台風でした。

それでも、相変わらず小学校の対応は学校によってバラバラ・・・

避難所は予約制!?停電の対応は関電任せ、すぐ終わってしまった給水やブルーシートなどなど、災害時の尼崎市の対応については言いたいことが山ほどありますが~

これを書き出すと長くなるのでまた別の機会に!

ただ、これからも台風や地震などは必ずやってきます。

今回のことを教訓に私たちもちゃんと備えておきたいですね。

今の尼崎市では市民を守ってくれません!!

さて、わたしたち保護者は災害の備えも頑張りますが、保育園を守るためにも頑張ります。

先日、私たちが提出した

「宮ノ北住宅の建替事業に伴う余剰地の活用計画見直しを求める要望書」についての回答を持参された市の職員の方がおっしゃった一言。

「保育園があることを分かっていて引っ越してきた人が、苦情なんて言わないでしょう」

確かに。ふつうはそう思うかもしれません。

でも考えてみてください。

《家を買って暮らす》それは何年、何十年単位の話です。

その間に家族構成も変わり、ライフスタイルも変わっていきます。

赤ちゃんを寝かしつけることも・・病気で寝ていることも・・受験生がいることも・・介護していることもあるでしょう。

立場が代われば、周りの環境に対する感情も変わるのは当たり前のことです。

ましてや持ち主が変わればどうなることか・・

『保育園の周りを住宅地として売却する』

そんな重大な計画を決定するような立場の方なら、もう少しその決定がどんな未来をもたらすのか想像してみてほしいと思います。

私たちはこの計画を知らされた時から幾度となくそのことを市に訴え、このサイトにも掲載してきました。

でも現実は残念ながら伝わっていないんだなと実感しました。

ならば伝えるしかありません。

というわけで、今回は尼崎市内の認可保育園4園に保育園に寄せられている苦情について聞いてきました。

【保育園に対する近隣からの苦情】

・子供の声がうるさい。

   →はしゃぐ声、泣き声、先生のしかる声が特にうるさい。

・通勤時間帯に自転車や車が多数停車していて、通行の邪魔になっている。

・歩道を走る子供がいて、急に道路に飛び出してきて危険。

・工事の期間が長く、音がうるさい。

・振動と音で落ち着かない。(老人を在宅介護しているので、音などに敏感になっているが、自分が休む時にも音がうるさく感じるともおっしゃっていました。)

・自宅前に車を停める人がいるため、出入りができない。

・登園・降園時の子供の声がうるさい。

・外遊びの時の声がうるさい。

・登園、降園の自転車の量が多いから危ない。

☆太鼓やピアノの音がやかましい。

☆送迎時の車が邪魔。

☆散歩の道中で子どもの声がうるさいと怒鳴られた。

☆公園で開催していた運動会の音がうるさい。

☆公園でリレーをしている子供の応援の声がうるさい。

これはほんの一例にすぎません。

苦情は主に匿名の電話によるものですが、直接保育園に言いに来られたり、散歩中や公園で遊んでいる時など子供がいるところで怒鳴られたりすることもあるということです。

プールや運動会の時期などは特に多くなるそうです(まさに今から!!)

☆印の苦情が寄せられている園は、周辺住宅よりも先に開園している園です。

開園当時の周辺は田んぼや畑で住宅は一つもなかった保育園も、今では以下のような状況になっています。

☆保育園の周辺に家が建ち並び、送迎時に車を停めるところがなくて困っている。

☆車を停めている場所が邪魔であると文句を言いに来られたり、車を蹴られたりする。

☆石やボール、帽子を家の庭に投げられたと言われて、何度も謝りに行った。

☆子どもたちが楽しみにしていたサンマパーティーは煙が立ち込め、においもするので中止せざるを得なかった。

☆焼き芋など行事の前には、近隣住民に事前に話をしに行くなど気をつけている。

☆近くの公園で運動会をしていたが、周りがマンションで取り囲まれて、音が反響するからうるさいと苦情が出てできなくなった。

保育園より後に引っ越して来た人が苦情を言わないということは絶対にありません!!!

《要望書についての回答より抜粋》

保育園に隣接する余剰地については、戸建て住宅予定地としておりますが、保育園関係者からの懸念事項に対応するため、保育園と戸建て住宅地の間に道路を設け、隔離距離を確保するとともに、余剰地の活用にあたっては、売却の際、重要事項説明書に「本物件に近接して保育園があり、保育活動に伴う音や園児の声等が日常的に発生すること等について、現地で十分に確認し、了承のうえ、売買契約を締結するものとする。」ことを記載させることや「戸建て住宅側には一定の防音性能を確保すること。」など、通常の売却より厳しい条件を付けて売却を行う考えでございます。

ここでいう『隔離距離』は現計画では6mの道路です。6mの距離でなにか変わりますか?

『重要事項説明書への記載』の義務は初回の販売時のみです。その後の責任は負えないとの返答です。

『一定の防音性能』を持たせても・・窓をあければ同じですよね。

こういった苦情が寄せられれば、保育園はその対応に追われ、本来子供たちに向けられるはずの時間や人手を取られてしまうことになります。

苦情を言うほうも電話をかけるまでにはかなりの覚悟が要りますし、また言ったあとにも相当なストレスを感じ続けることもあると思います。そして、実際に苦情を言ってくる人はほんの一部で、本当は不快に思っているけれど言えないという人はその何倍も存在しているはずです。

これでは地域で子供を見守り育てていくようなことはできません。

保育園と住宅の間には一定の距離が必要です! 距離があれば、お互いに不要なストレスを感じることはありませんし、子供たちの声もいい音として聞こえるかもしれません。 そのためには歩道のない6mの道路では不十分です。

「宮の北団地」という自然に恵まれた広大な土地の再開発です。 この先何十年も続いていくまちづくりを、はじめから地域のコミュニティが壊れるような計画にしないでほしいです。

せっかくの新しいまちです。 市営住宅と戸建て住宅、保育園と高齢者施設と商業施設が調和するモデル地区になるように 尼崎市に訴えていきたいと思います。

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